うなぎにはビカーラ種というものが存在!その実態とは

絶滅危惧種であるうなぎ

うなぎとは、ウナギ科ウナギ属に属する魚類の総称です。世界中の熱帯地域から温帯地域にかけて分布しており、ニホンウナギ・オオウナギ・ヨーロッパウナギ・アメリカウナギなど存在しています。世界でうなぎは19種類ほど確認されていますが、そのなかで食べられるものは4種類ほどに留まっています。

フウセンウナギやデンキウナギ・タウナギなど、見た目が細長い体型の似ている魚類は分類上別のグループでも、うなぎという名を持っているものもあります。2013年にニホンウナギは環境省によって絶滅危惧種のレッドリストに指定されているため、うなぎの代用品としてビカーラ種が注目を集めています。このビカーラ種はフィリピンなどの太平洋海岸周辺や、インドネシアなどからインド洋海岸周辺に生息しています。うなぎの原種とも言われているビカーラ種はニホンウナギよりも頭が大きく、体の長さが短いことが特徴となります。

そしてドジョウのように顔にヒゲが生えていることがウナギとの違いです。その身は肉厚で脂も非常に多く食べるとふっくらプリプリしていて、名を知らされずに普通に調理してあれば、ニホンウナギとの違いは分からないほど似ています。

ビカーラ種のうなぎを育てる

現在では流通しているうなぎの99パーセントは養殖です。ビカーラ種の稚魚は価格がニホンウナギの3分の1と安価なのですが、養殖技術がまだ確立途中となっているため歩留まりが低い状態です。ニホンウナギであれば1キロの稚魚から1トンの成魚が育ちますが、ビカーラ種では死んでしまうものが多く、成魚まで育つのは250キロから300キロほどに留まっています。

そのため、まだ出荷段階には至っていません。ビカーラ種は東南アジア諸国周辺に生息する熱帯種で、インド洋側を主な生息場所とするものと、太平洋側を生息域とするパシフィカ種という2種類の亜種が確認されています。どちらも生態は解明されていない事も多く、産卵場所についてもまだ特定されていません。現在は主にインドネシアやマレーシアなどで養殖され、全体にうなぎよりも柔らかな歯ざわりですがうなぎ独特の風味と味を楽しむことができます。食べ方としては、うなぎ本来の食べ方の白焼きや蒲焼・酢の物のうざく・う巻き・すき焼きなどでいただきます。

白焼きの場合、やや淡白な味わいでウナギ特有の醍醐味には物足りなさを感じます。蒲焼にしたほうが、ビカーラの味を惹きたててくれるようです。ビカーラの淡白な身の味は、うざくの酢の物や玉子の旨みが加わるう巻きが向いています。

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